肩で風切る日本人の国民的自覚症状。肩こり。
日本においては、厚生労働省が統計を取っている2019年国民生活基礎調査の概況で、女性の自覚症状1位になっているのが肩こりなのです。男性も2位です。1位は腰痛。今からお話しする内容は、一度くらいは聞き覚えあることかもしれません。この肩こりという国民病は、なんとその言葉自体英語に無いという噂があります。ご存知でしょうか?結構昔から話題に上がる内容ですので、さらっとお話いたしますが、英語で肩こりを直訳すると、「Stiff Shoulder」という単語になりますが、この言葉は外国では意味が通じません。それは外国では肩こりではなく、首こりっていう認識だからです。だから外国人には肩こりっていう症状がないわけではなく、首こりっていう症状で認識されているということのようです。
肩こりという言葉自体が日本独自のもの
そもそも肩こりという言葉自体が日本人特有のもの。日本人にとって肩は、権威を示すことが多い言葉です。肩を並べる、肩の荷が降りる。このページのタイトルに用いています肩で風切るもそうです。肩が入る慣用句には権威を現す言葉が多いです。そういうところから、仕事のもしくは人生の重荷を背負うという自負から、生まれた言葉なのでしょうか?肩こりという言葉は。
「肩がこる」という言葉を最初に使ったのは夏目漱石?
「肩がこる」という言葉を初めて使ったと言われているのはなんと、夏目漱石です。夏目漱石が明治42年に発表した「門」という小説の中に、「指で圧して見ると、頸と肩の継目の少し背中へ寄った局部が、石の様に疑ってゐた。」肩が「こる」という言葉が使われる以前は、肩が「張る」と言われていたようです。当時、夏目漱石のこの小説は新聞に連載されていたので、漱石の小説を通じて肩がこるという言い方が日本中に広まったそうです。
そんな肩こりにイナダのマッサージチェア
ルピナスロボの「アジャストセンサー指圧点自動検索システム」は、身長や体型などの個人差に関わらず、家族一人ひとりの全身の指圧点を自動的に検出。座った方の体型を知り尽くしたうえで、的確なポイントでもみ動作が行われるようにもみ玉の位置を調節します。
また、マッサージを受ける人の筋肉の形や大きさ、その時のコリに合わせて人工知能メカが最適な強さと時間にもみ動作を調整。マッサージ中のもみ玉から受け取った負荷に応じて、もみ玉の動く速さを調節し、凝っている部分は深くゆっくり、コリがほぐれてくるとリズミカルに施術します。