愛の手が手狭な我が家を救う。
あの日、あたしは疲れた体を癒すために、マッサージチェアに乗った。「だぁー」どこかのおじさんみたいな声が出た。そうあたしはもうおじさん。もう否定するのも疲れた。今はもうおじさん。そう思ったらいつの間にか眠りについていた。「はっ」ってなって、目を覚ました。10分そこらのマッサージは終わってリクライニングがゆっくりと立ち上がっていた。
世の中の男どもよりも優しく包んでくれるマッサージチェアとの初めての出会いは、そんな感じ。その日はそれから一人居酒屋でハイボール飲んで、「ぷはぁー」ってなって家に帰り着く。さすがにマッサージチェアは置けないな。あれから何ヶ月か経ったある日。あたしはまた家電量販店でマッサージチェアに乗った。この日あたしは、マッサージチェアに乗るために、家電量販店に寄った。また、「だぁー」「はっ」「ぷはぁー」を繰り返した。いつもの帰り道。あたしは考えた。マッサージチェアを手狭な我が家に入れる方法を。でも思いつかなかった。あの玄関からマッサージチェアが入る未来を。そしてうちの1LDKにマッサージチェアある日常を。でも、やっぱり。欲しいな。
その手があったか。愛の手
デスティニー。そう運命感じた出逢いは他愛も無い日常に潜んでいた。我が家でハイボール片手にネットサーフィンしていたら、目に留まったものはファミリーイナダの愛の手。なんかパンチの効いたサイトだなと眺めていたらあった。我が家にふさわしい愛の手。あたしは待っていたよ愛の手。なんといっても入ります。安心してください。入りますよ、愛の手。愛の手様様だな。まだ出逢ってないのに。これって恋?いや愛か。
愛の手が手狭な我が家にやってきた。
タイミングよく我が家のアレクサが流していたのは、Adoの新時代。新時代は〜♪そうまさに変えてもらいました。新時代のマッサージチェアと言うには、ウッディーだけど。いいじゃないか?北欧家具っぽくて。まあなんといってもコンパクト。そりゃ足や手もあるに越したことないけど。我が家に入らないからね。いいんだよこのサイズが。あたしは抱きしめました。あたしから先に。
愛の手というだけあるムーヴ。
いやあ、中に人いるのかなっていうくらい。揉んでもらってます。職場じゃ見せられない顔でリラックスさせてもらっています。はい。あたしは幸せです。ワークライフバランスのお供に。愛の手。その手があったか。ありがとう愛の手。これからも末長く。愛と共に。はい、あたしの名は、愛。愛と愛の手。手と手を取り合っていこう。新時代へ。